飼育法



 ここでは、国産オオクワガタとアンタエウス(インド、ネパール)ブリードについて説明しま す。私の経験にもとずいておりますので、あくまでも、参考程度にとどめといてください。

1.ぺアリング
 私の場合、国産オオクワガタとアンタエウスオオクワガタは、ハンドペアリングを行いま す。
 国産オオクワガタのハンドペアリングは、非常に難しいと言われていますが、雄が、交尾 意欲を見せた時に行うと、1時間で、5回から8回交尾を行います。交尾は、これで十分で す。使用しているペアは、雄雌ともに冬越し成虫です。十分成熟してるペアを使用すること をお勧めします。
 アンタエウスのハンドペアリングは、非常に容易です。成熟していて、餌をよく食べるペア であれば、雄を雌の近くにおいてから、5分程度で、交尾行動を起こします。私の場合は、1 日1回交尾をさせています。これを、5日間で5回行い雌だけを産卵セットにぶちこみます。
ハンドペアリング
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2.産卵セット
 産卵セットで使用するものは、産卵木(クヌギ、霊芝材)、発酵マット(フジコンのバイオ発 酵マット、SP発酵済みフレーク、GROWのRマット)飼育ケース(Qボックス中ケースまたは コバエシャッター中ケース)餌(トレハゼリーのみ)です。
 マットの種類ですが、国産オオクワガタには、フジコンのバイオ発酵マットを使用していま す。
 アンタエウスには、SP発酵済みフレーク、GROWのRマットどちらかを使用しています。フ ジコンのバイオ発酵マットを使用しても、産卵するのですが、ロットにより、オガコの粒子の 大きさが異なるので、使用する場合は、粒子の大きさを確認してください。
 基本的なセットの方法
1.産卵木を水につけて加湿します。クヌギなら、1時間、霊芝材なら30分ぐらい加湿しと けばいいでしょう。その後、水切りをします。
2.使用するマットを加湿します。だいたい、使用するマットの量に対して、だいたい10%〜 15%加湿します。マットを  手で握って手を開いた時にポロッとマットが崩れるくらいで す。
3.飼育ケースの底に3cmほどマットを硬く詰めます。
4.皮をむいた産卵木を2本入れて、残りのマットをケースの中に入れます。
5.餌を10個入れて、セットします。一ヶ月後、餌交換をし産卵状況を確認すると7〜8個 卵が確認できると思います。(アンタエウス) 国産オオクワガタは、産卵木が、ぼろぼろに なっていると思います。それから、又、一ヶ月放置します。




3. 幼虫の回収
 アンタエウスの場合、セットして2ヶ月もすると、幼虫がもう外から見えるようになっている と思います。孵化直後の、幼虫以外は、菌糸ビンにぶち込んでも大丈夫だと思います。孵 化直後と思われる幼虫を見つけた場合は、それまで幼虫がいたマットと投入予定の菌糸ビ ンのカスを1:1の割合で混ぜたマットを作りプリンカップに入れて一時保管しておきます。こ うすると、死亡率も下がります。
 国産オオクワガタの場合は、基本的に、産卵木に幼虫がいるはず。産卵木ら幼虫を回収 する時は、幼虫をつぶさないように、十分注意してください。産卵木に触れると柔らかくなっ ているところがあります。そこに幼虫がいるか、もしくは食痕があるはずなのでそこから、幼 虫がいるところまで丁寧に掘っていきます。孵化直後の幼虫以外は、菌糸ビンにぶち込み ましょう。孵化直後の幼虫は、アンタエウスと同じ方法で保管しておきます。
 卵が出てきてしまったら、プリンカップに湿らせたティッシュペーパーを入れて、そこに卵 を置いとくだけでもいいのですが、私の場合は、これにプラスして、幼虫がいたところの食 痕と菌糸カスを入れて、その上に卵を置いておきます。いつ孵化するかわからないので、と りあえずこの方法で卵を保管しときます。孵化して、一週間もすれば菌糸に入れても大丈 夫です。そのとき、食痕ごと菌糸ビンにぶち込んでます。


4.菌糸ビン飼育
 幼虫が回収できたら、菌糸ビンに投入します。使用している菌糸ビンは、D&Uオオクワハ ウスのオリジナル菌糸ポリボトル800cc、1400ccがメインです。飼育環境はビニール温 室を使用しています。
初齢幼虫から800ccに投入してます。飼育温度は、23℃〜25℃くらいです。
3ヶ月位すると、菌糸ビンの3分の2ていど幼虫が餌を食べていると思います。そうなると餌 交換の時期ですので、交換の準備に入ります。
 私の場合、一回目の餌交換では、幼虫の体重を測らないので、一般に言われている交 換法と少し違います(雄の場合)。まず、外から見て、雄なら1400cc、雌なら800ccに投 入します。また、次に使用する菌糸ビンを逆さにして、飼育している場所において温度を合 わせるとこまでは同じだと思います。次に余っている1400ccの蓋を800ccの口の大きさ にくりぬき、くりぬいた蓋を1400ccにはめて、そこに800ccを逆さにしてさし、幼虫が14 00ccに移動するのを待ちます。この方法だと、糞をばら撒かないので、体重が減りませ ん。ただ、幼虫が完全に移動するのに一週間ぐらいかかります。幼虫が1400ccの底に見 えたら800ccを外し、普通の飼育に戻します。
使用した菌糸ビンの本数、雄800cc×1、1400cc×2or3、雌800cc×2or3、1400cc ×1、飼育期間9月から4月
この法方で、山梨オオクワガタ雄65mm×雌43mmのペアで雄72mm×1、71mm× 2、70mm×3出てくれました。雌は、46mm×2、45mm×4、44mm×4、43mm×2 だした。
注意:逆さにして餌交換をするとき、必ず酸素が入るようにし てください。酸欠で幼虫が☆になることがあります。幼虫の 動きが、古いビンと新しいビンの間で止まっていたら死亡し ている可能性があります。試す場合は、少数にしてください 責任取れません。

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